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 BRICS、上海に本部を置く開発銀行創設で合意

2014-07-16 13:39:19     cri    

 新興5カ国(BRICS=ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)は15日ブラジルのフォルタレザで首脳会議を開き、中国・上海に本部を置く開発銀行と外貨準備基金の設立で合意しました。

 開発銀行の正式な名称は「新開発銀行」。各国が平等に出資し、初期資本として500億ドルを拠出し、その後、1000億ドルまで増資させます。BRICS首脳らは初代総裁をインドから起用することで一致しました。

 開発銀行の設立は世界貿易における米ドルの主導的地位を打破し、米国に本部を置く国際通貨基金(IMF)と世界銀行に対抗する狙いがあると見られます。

 開発銀行の参加資格はBRICS諸国に限られず、メキシコや、インドネシア、アルゼンチンなどほかの新興国が後日、参加する可能性があるということです。

 また、新興5カ国は15日の首脳会議で1000億ドルの外貨準備基金の設立で合意しました。中国が410億ドル、ロシアとブラジル、インドがそれぞれ180億ドル、南アフリカが50億ドルを拠出します。外貨準備基金の重点は緊急対策にあり、各国が経済危機に陥った時に安定化を支援し、BRICS諸国の協力を促し、世界的な金融セーフティネットを強化するためのものです。

 ロシアのプーチン大統領は、「金融危機から経済の基盤を守る非常に強力な措置だ」として、歓迎の意を示しました。(ZHL、小山)国際・交流へ

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