第4回BRICS諸国安全問題高級代表会議が6日、南アフリカのケープタウンで開催され、中国の楊潔チ国務委員を始め、南アフリカ・ブラジル・ロシア・インドの高官が出席しました。各国代表は現在の世界と地域の治安情勢、反テロ、サイバーセキュリティ、交通運輸安全およびシリア、アフガニスタン、イラン核問題、アフリカなど共に関心を寄せる地域の問題について突っ込んだ意見交換を行い、幅広い分野で共通認識に達しました。

　楊国務委員は、「5カ国は、BRICS諸国首脳が今年3月のダーバン会合で達成した共通認識を実施し、団結と協力を強化すると共に、相互の信頼・利益・平等・協力という新しい安全観を提唱すべきだ。共に国際ルールの制定に参加し、世界と地域の平和と安定を維持すること。そして、安全の発展に関わる重大問題で協調性を強化し、戦略的安全分野での協力を固め、深めていかねばならない」との考えを示しました。（ヒガシ、大野） 国際・交流へ