第6回新興5カ国（BRICS＝ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ）首脳会議が15日ブラジルのフォルタレザで開かれ、5カ国首脳は「BRICS−包括的な成長、持続可能な解決策」をテーマに、当面の世界経済情勢や国際的な政治・安全問題などについて意見を交換し、幅広い共通認識に達しました。

　中国の習近平国家主席は基調講演を行い、引き続きBRICS国家間の協力に参加し、世界平和を維持し、共同発展を促すことに一層貢献していくと表明しました。

　習主席は「BRICS諸国はオープン・包容力のある・協力・ウィンウィンの精神に則って、5年間の経験を踏まえ、協力に関する新たな青写真を描き、より緊密で強固なパートナーシップを築くべきだ」と述べ、経済の持続的成長を促し、必要な経済改革を通じて、量から質への転換を推進することや、全面的な経済協力を展開し、貿易・投資分野での一体化市場の確立や通貨・金融面での流通を強化し、インフラ整備や人文交流を推進していくこと、経済面のグローバル・ガバナンスを推し進め、発展途上国としての代表性と発言力を増していくこと、国際問題におけるBRICS諸国の協調を強化することなどを提案しました。（ZHL、小山）国際・交流へ