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　中国の習近平国家主席は9日、北京で開かれた中国アメリカ第6回の戦略経済対話と第5回人文交流ハイレベル交渉の合同開幕式に出席し、中国とアメリカとの「新しい形の大国関係」の構築について演説し、両国は投資協定に関する交渉を急ぎ、できるだけ早く、ハイレベルでバランスの取れた協定を結ぶなど、経済関係を推進していくべきだとの考えを示しました。

　習主席によりますと、双方は両軍の対話を深め、交流と協力のメカニズムを完備させるなど両軍関係を推進して、いかなる形のテロリズムをも倒すと同時に、気候変動という世界的な課題に対応し、国際問題と地域問題に関する交流を強めていく必要があります。

　習主席は「相手の戦略的意図をいかに判断するかによって、これからの政策や両国関係が違ってくる。この問題で誤ってはいけない。双方は対話を強め、相互信頼を深め、誤解を解き、協力を促し、『新しい形の大国関係』の軌道を保つ必要がある」としています。

　両国は独自の特色を持つ国であり、多くの面で違いがあることについて、習主席は「双方が大所に着目し、『新しい形の大国関係』を構築するという目標を互いに理解し、相違よりも、共通の利益の方が大きいという事実を認識し、主権と領土の保全を尊重し、自分の意思や考え方を相手に無理に押し付けないことが大事だ。矛盾や摩擦をコントロールし、対話と話し合いを堅持し、共通認識を広げていくべきだ」と指摘しました。

　習主席は「両国は常に国民に目を向け、友好を深め、友好的な社会と国民の基盤を固め続けなければならない。両国民は互いに友好的な感情を持っており、友好の基盤は国民にあり、未来は若者にある。政府は両国民の友好的な往来を奨励し、両国の地方やシンクタンク、メディア、若者など、社会それぞれの交流ルートを拡大し、両国は友好的な社会と国民の基盤を絶えず固めていく必要がある」としました。（Yin、山下）