中国の習近平国家主席は8日、人民大会堂で世界銀行グループのジム・ヨン・キム総裁と会談しました。

　習主席は「世界銀行は中国の重要なパートナーだ。中国は改革開放において世界銀行と良い協力を展開してきた。世界銀行は中国の貧困撲滅、経済と社会の発展促進に積極的な役割を果たした。新しい情勢の下では、中国と世界銀行との協力には大きな可能性がある。双方とも時と共に進歩し、協力の仕方を革新し、中国の実情に立脚し、改革と発展の重点と難点をつかみ、協力を拡大、深化させ、平等、互恵、協力とウィンウィンという新しい形のパートナーシップとして発展していきたい。中国は今後も世界銀行が貧困撲滅事業や世界の共同繁栄に向けて行う積極的な貢献をサポートしていく」と話しました。

　一方、キム総裁は「これまでの30年余り、世界銀行と中国との協力は成果に富んでいる。我々は中国が世界銀行の改革及び世界の貧困撲滅事業に積極的に貢献してきたことを感謝する。中国が揺るがずに改革開放を推進し、人類の福祉と公平、正義を促していることを称賛する。世界銀行は中国との交流、協力を高く重視しており、中国の都市化建設及び医療衛生システムの改革にも積極的に参加していきたい」と話しました。（Yan、小山）