中国の習近平国家主席は4日、韓国のソウル大学で「中韓協力して美しい未来を作り、アジア振興の偉業を共に成し遂げよう」をテーマに演説を行いました。

　習主席は演説で、中韓友好や、中国の未来、両国の協力などについて語り、「中国は一貫して、平和を維持する国、協力を推進する国、謙虚に勉強する国である。韓国とは、共同発展のパートナー、地域平和に尽力するパートナー、アジア振興のパートナー、世界繁栄を促進するパートナーになりたい」と強調した上で、両国青年に中韓友好の忠実な継承者とアジア振興の積極的な参加者になるよう呼びかけました。

　習主席はまた、「5000年以上の歴史を持つ中国が、未来に向かって、どのような国になるのかは多くの人が関心をもっていることだろう。これについて三つの方面から見解を述べよう。一つ目は、中国は今後も一貫して、平和を維持する国である。中華民族は平和を愛する民族だ。中国が平和発展の道を歩むのは、決してその場限りの措置ではない。二つ目は、中国は今後も一貫して、協力を推進する国である。中国は周辺諸国との互恵協力の深化を堅持し、自身の発展が周辺諸国にも恩恵を与えられるよう努力していく。三つ目は、中国は今後も一貫して、謙虚に勉強する国である。中国は引き続き世界に学び、各国人民に学び、人類が創ったすべての文明的成果を学ぶ」と述べました。（白昊、小山）