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 旧日本軍人の書簡、「軍隊生活に飽きて自殺したい」

2014-07-06 13:51:07     cri    

 中国吉林省公文書館がこのほど公開した中国侵略戦争に加わった旧日本軍に関する公文書や資料などを研究した結果によると、厭戦や死を恐れる気分が強く、家に戻りたく、ひいては自殺さえしたいと思う旧日本軍人が一部いるということです。

 1943年の「通信検閲月報(2月号)」によりますと、旧日本軍人の立岩幸子は軍隊生活に飽きて、「チャンスがあれば、29歳の命を絶ちたい」と手紙に書いていました。

 「通信検閲月報(7月号)(1939年)には、「前線に行きたくない」、「防毒マスクをつけるのは辛くて、死にたい」、「軍隊はまるで地獄だ」、「軍隊で一生を過ごすのは悔しい」など旧日本軍兵士が戦争が厭になった記述が多くありました。

 これに対し、中国社会科学院日本研究所の蒋立峰元所長は、「旧日本軍兵士が表した戦争への嫌悪感は、日本が発動した侵略戦争が人心を得られず、旧日本軍人も被害者であることを物語っている」と述べました。

 また、吉林省公文書館の尹懐館長によりますと、郵政検閲公文は吉林省公文書館が収蔵した日本関東憲兵隊の重要な公文書の一部であり、今回公開した450部の郵政検閲公文書はすべて日本語で書いたもので、手紙は4万5000通あり、そのうち日本人の手紙は50%以上を占めているということです。これらの日本人の手紙などは重要な現実的意義と歴史的価値があるとみられます。(07/05 Lin、Kokusei)暮らし・経済へ

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