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 旧日本軍中国侵略最新研究結果「動かぬ証拠」が公開

2014-07-04 10:19:01     cri    


新書発表会現場

 7月1日、「動かぬ証拠―吉林省公文書館所蔵の旧日本軍中国侵略郵政検閲月報特集」と言う新書発表会が吉林省長春市で行われました。旧日本軍中国侵略公文書などを研究し最新の結果としてまとめられたこの本は2巻からなり、当日から一般公開されました。

 吉林省公文書館の穆占一副館長の紹介によりますと、郵政検閲月報は、旧日本軍が中国侵略の時、日本の軍人、満州移民らの日本人、植民地の軍隊、政府要人及び一般中国人、宣教師、公使館、領事館の外国人の手紙、電報、電話、出版物に対して厳しい検閲を行い、日本軍の暴行、戦争の実態を反映する内容を削除•没収•焼却したりした後、残った内容を月報の形として編集したものだということです。今回一般公開した450件の郵政検閲公文書は1937年から1945年までの日本語で書いたもので、4.5万通の手紙が収録されており、そのうち、日本人の手紙などは50%以上占めています。


王泰平中日関係史学会副会長

 中日関係史学会副会長で、元中国駐日本公使の王泰平さんはCRI記者の取材を受け、これらの公文書を通じて自分が知った歴史事実より更に残酷な事実を知り、驚いたと言い、さらに「旧日本軍が中国を侵略して、中国人に対してどんな罪を犯したか、それと同時に、日本の兵士とその友人、家族もこの戦争によってどれだけ被害を受けたかよくわかった。現在の日本政府は深く歴史を反省し、再び過ちを犯さないでほしい」と述べました。

 1945年、旧日本軍が投降した時に焼却し切れなかった公文書を地下に埋め、1950年に発見されました。今回の郵政検閲月報、及び4月に公表された89件の南京大虐殺や従軍慰安婦の強制連行などに関する資料は計約10万巻に上っています。吉林省出版集団有限会社は今後、「動かぬ証拠」という本を日本語や英語に翻訳し、世界のもっと多くの人々に歴史事実を知ってもらう計画だと話しました。(取材:陳博)


新書「動かぬ証拠」

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