イラン・イスラム共和国通信が引用したイラン外務省の情報によりますと、イランの代表は今月の9日から10日にかけてジュネーブで、アメリカの代表と副長官級会談を行った後、11日から12日、ローマでロシアの代表と同じような会談を行う予定です。

　報道では、6月16日にウィーンでイランの核問題をめぐるイランとアメリカ・イギリス・フランス・ロシア・中国・ドイツの関係6ヵ国の新たな協議の前に、イランは各国と個別に会談を行う予定です。

　イランは6ヵ国と去年11月にジュネーブで「共同行動計画」を実施するとの合意に達しました。計画によりますと、6ヵ月以内に、イランが一部の敏感な核活動を停止する代わりに、西側諸国はイランに対する経済制裁を削減することになっています。この期間中に、イランは6ヵ国と全面的にイラン核問題を解決する最終協議を行い、長期に渡る核問題の解決案を探ります。（怡康、高橋）国際・交流へ