中国国防省外事弁公室の関友飛主任は16日ニューヨークで「中国は中米新型軍事関係を健全に発展させていく自信がある。双方はこの関係発展を重視し、維持していくよう希望する」と述べました。

　中国人民解放軍の房峰輝総参謀長は米軍のデンプシー統合参謀本部議長の招きに応じ、13日から17日にかけて米国を訪問しました。

　この訪問について関主任は16日ブリーフィングを開き、「訪問は、習近平国家主席とオバマ大統領が中米間の新型大国関係構築に向けて達成した重要な共通認識を着実に実施したものだ。これは、両国間の健全な軍事関係を前向きに進める」と述べました。

　また「今回の訪問で、房総参謀長は両国関係や両軍関係、テロ取締りと海賊対策などをめぐって、米国政府と米軍当局の高官と幅広く意見交換を行った。南海問題について中国は、一部の国による挑発行為を助長させないよう米国に公正な態度で臨み慎重に発言するよう求めた」と紹介しました。

　さらに、関主任の紹介によりますと、訪問期間中、中米双方は、軍事行動での情報交換と意思疎通、「公海海域海空軍事行動安全行為準則」をめぐる交渉などを含む中米間の実務的交流と協力について多くの重要な共通認識に達したということです。（ミン・イヒョウ）