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 年俸20万元のパンダ世話人に応募殺到

2014-05-12 16:52:49     cri    

 「仕事の内容は、たった1つ。365日パンダたちと過ごし、喜怒哀楽を共にするだけ。上司なし、タイムカードなし、残業なし、出張なし!年俸20万元(約340万円)に、ペット(パンダ)付き」

 これは5月10日に始まった「中国サイコーの仕事」と題した求人広告の一部です。中国ジャイアントパンダ保護研究センター、大手ポータルサイト「SOHU」の「SOHUコミュニティ」、自動車メーカーの「長安フォード」の共同主催によるこの企画は、四川省雅安にあるジャイアントパンダ保護基地で1年間働く、年俸20万元に専用車が付くパンダの世話人1人と、雅安碧峰峡基地でパンダと近距離で接触するチャンスのあるオブザーバー8人を募集し、オーディションで選考するものです。

 関係筋によりますと、世話人はジャイアントパンダの飼育方法を勉強するほか、野生化や大自然への回帰作業などの科学研究にも参加します。体力があり、撮影に精通し、文章を書く力に長けている上、野生動物が好きで、パンダに対してある程度の知識があることが求められています。

 中国ではジャイアントパンダは良く知られている国宝ではありますが、その保護活動にかかわっている人はまだ少なく、保護研究センターにいるボランティアも8割が外国人です。このことから、「1人でも多くの人が、ジャイアントパンダの保護事業に関心を寄せていただき、これに参加するようになってほしい」と中国ジャイアントパンダ保護研究センターの衡毅宣伝部長は企画によせる期待をこう話しています。

 北京でのオーディションは11日から始まりました。この日は長時間にわたって大雨が降っていたにもかかわらず、わずか1日で応募人数が1万人を超えました。そのメインは学生と若者で、男女比は半々だということです。

 北京のほか、上海、広州と成都でもオーディションが始まり、応募者の中から10人が選ばれ、7月15日に最終選考が行われます。 (Yan、高橋)暮らし・経済へ

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