1頭の野生パンダが1日、生息している山から下りて、文県碧口鎮李子霸村に入いり、住民と遭遇した後、地元動物保護ステーションスタッフに送られ住処に戻りました。
この日の午前10時ごろ、甘肅白水江国家レベル自然保護区内の李子霸村の住民、李永興さんは野良仕事で外出し、斑竹林溝茶園近くに来ると、歩いてくる野生のパンダに遭遇し、驚いて家まで戻りました。この後、パンダは茶園から溝に落ちてしまいましたが、ゆっくりと歩いてきました。多くの住民たちが携帯電話や、カメラでこの珍しい写真を撮りました。
午前11時、このパンダは青崖関にある野菜畑で住民、関志全さんと遭遇しました。関志全さんはパンダの通行を邪魔したため、右足をパンダにかじられて負傷しました。当時、李子霸村で調査を行っていた碧口動物保護ステーションの責任者、陳玉斌さんは直ちに現場に駆けつけ、負傷した住民を四川省綿陽市に運んで手当てをするとともに、パンダが再び人を襲うのを防ぐため、周りの住民を一時避難させました。パンダは村を30分ほどぶらついた後、山に戻りました。現在、李子霸村森林パトロール隊の隊員が、パンダが無事に戻ったかどうかを確認しています。
なお、人間が集中している村で野生のパンダが姿を現すのは白水江自然保護区、ないし全国的に見てもごく珍しいことです。(Yin、高橋)暮らし・経済へ
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