中国の習近平国家主席は12日、人民大会堂でトルクメニスタンのベルディムハメドフ大統領と会談しました。

　習主席は、「2013年に中国とトルクメニスタンは戦略的パートナー関係を築いて以来、政治の相互信頼がより堅く、互いの支持が更に強まっている。今日、私たちは『中国・トルクメニスタン友好協力条約』に署名し、両国関係の発展の原則と方向を法の面からも固めた。双方は2014年から2018年にかけて『中国・トルクメニスタン戦略パートナー関係発展計画』を制定し、今後5年間の双方の協力路線を定めた。両国関係は大きな協力、発展の時代を迎えた。中国は、トルクメニスタンの国民と国情に合致した発展の道のりを支持する」と述べました。

　更に習主席は、「両国はお互いに最大の天然ガスの協力パートナーで、協力の基礎は堅く、発展の前途は明るい。中国は、トルクメニスタンの経済多元化の発展を支持する。両国は、双方の貿易のルートを拡大し、貿易の構造を改善するべきだ。また、両国の貿易のバランスを保ち、持続的な発展を促すべきだ。中国はシルクロード経済帯の共同建設において、両国に協力にとって歴史的なチャンスをもたらした」と話しました。

　ベルディムハメドフ大統領は、「現在、両国関係は新たな段階に入った。トルクメニスタンは、中国と共に努力し、天然ガスのプロジェクトを期間内に完成させたい。双方は積極的に貿易の規模を拡大し、金融、鉱山、通信、電力、紡績、製薬などの分野における協力を広めたい。トルクメニスタンは、シルクロード経済帯の建設を支持し、両国の交通インフラ施設の分野での協力を促したい。また、トルクメニスタンは、両国の文化、教育、体育、青年交流における交流を強化したい」と述べました。（劉叡、高橋）