マレーシアのナジブ首相は24日CNNのインタビューに、マレーシア航空機の失踪に関する暫定的な調査報告書をすでに国際民間航空機関（ICAO）に提出しており、来週それを公表することを明らかにしました。

　ICAOは、「マレーシアは報告書の中で、航空業界が民間航空機をリアルタイムで追跡するシステムの導入を検討する必要性を訴えている。リアルタイム追跡の導入は、2009年のエールフランス機墜落事故における調査報告書でも検討されている」としています。

　中国外務省の秦剛報道官は24日の記者会見で、「中国は関連の国際条約に基づいて、マレーシア航空機の消息不明事件に対する国際調査グループに参加する」と述べました。

　一方、不明機をめぐる捜索は24日も続けられましたが、新たな発見はありませんでした。（ミン・イヒョウ　大野）国際・交流へ