中国の王毅外相は21日、ベネズエラの首都カラカスでベネズエラのエリーアス・ハウア外相と会談し、政治的相互信頼を深めることで意見が一致しました。

　王毅外相は、「中国は戦略的かつ長期的な視点で両国関係を考えている。中国はベネズエラとともに、習近平主席がマドゥロ大統領と両国関係の深化で達成した共通認識を実施し、今年の両国国交樹立40周年をきっかけに、両国が共に発展する戦略パートナー関係の新しい発展を促していきたい」と表明しました。

　一方、ハウア外相は、「チャベス前大統領が中国の指導者と展開した両国の友好事業は両国の貴重な財産だ。ベネズエラは国内の平和と安定に対する中国の支援に感謝し、中国と全面的な協力を強めて両国国民に幸福をもたらすことを期待している」と話しました。

　また、ベネズエラのマドゥロ大統領はカラカスで王毅外相と会談し、「共同発展に向けた戦略パートナー関係を両国が構築してから、各分野における協力は大きく発展し、豊かな成果を収めてきた。ベネズエラはチャベス前大統領が中国の指導者と展開した両国の友好事業を受け継ぎ、両国関係の発展を推進し、ラテンアメリカ諸国と中国の友好協力を推し進めていきたい」と話しました。

　これに対して王外相は、「ベネズエラはラテンアメリカの重要な国として、中国と伝統的な友情を保ってきた。双方は国交樹立40周年をきっかけに、協力を深め、両国関係の新しい未来を開く必要がある」と強調しました。（Yin、大野）