中国の習近平国家主席は1日にベルギーのブルージュにある欧州大学院大学で演説を行いました。習主席は演説の中で「独特な伝統文化、歴史的運命、国情によって、中国は自国の特徴に相応しい発展の道を歩まなければならない。中国とヨーロッパの関係発展を図るため、双方は相互理解を深め、平和、成長、改革、文明という４つの架け橋を構築しなければならない」と語りました。

　習主席はまた「今回のヨーロッパ歴訪によって、ヨーロッパの友人らとともにアジアとヨーロッパの友情と協力を推し進める架け橋を作りたい。中国とヨーロッパの関係発展を図るため、中国はヨーロッパへの理解を深め、ヨーロッパには中国への理解を深めてもらいたい」と語りました。

　さらに「歴史は現実の源で、いかなる国の今日も昨日につながっている。その国の歴史を理解して初めて、その国の今日を理解し、未来の発展の方向が見えるだろう」と述べました。

　そのうえで習主席は｢第一に、中国は悠久の文明を持つ国である。第二に、中国は大きな苦難をなめた国である。第三に、中国は中国の特色ある社会主義を実行している国である。第四に、中国は世界最大の発展途上国である。第五に、中国は大きな変革を経験している国である｣と中国の5つの特徴を挙げて説明しました。（04／02　Lin、吉野）