双方は新しい情勢における中国と欧州の全面的な協力パートナーシップの強化について、幅広く突っ込んだ意見交換を行い、重要な共通の認識に達成しました。

　習主席は、「戦略的見地に立ち、中国・欧州関係を見直し、この2つの大きな力、2つの大きな市場、2つの文明を結びつけ、共に、平和・成長・改革・文明という4つのパートナーシップを構築し、双方の協力に新たな原動力を注ぎ、世界の発展と繁栄に寄与すべきだ」としたうえで、「『中国・EU協力2020戦略計画』を全面的に実施し、中国とEU、アジアとヨーロッパ、グローバルという3つのレベルにおける協力を推進していくべきだ」と指摘しました。

　さらに、次のような４つの提案を打ち出しました。①、中国とEUは平和を守るパートナーとして、平和発展の先頭を歩むこと。②、中国とEUは成長を促すパートナーとして、互いに成長の機会を提供すること。③、中国とEUは改革を推進するパートナーとして、互いに学びあい、支持し合うこと。④、中国とEUは文明を促進するパートナーとして、互いの進歩により多くの有益なものを提供することです。

　ファン・ロンパイ議長は、「習主席がEU本部を訪問したことは、EUと中国との全面的な戦略的パートナーシップの基盤が強固であることを証明している。EUは中国を含む新興経済国の発展を支持し、より開放された世界経済を促すことに共同で取り組んでいきたい。また、中国側と人的・文化面の交流を強めると同時に、アフリカ問題について協力を強めていきたい」と述べました。（ZHL、Kokusei）