習主席はその中で、「中国・EU協力2020戦略計画の実施をめぐって、中国とEUは貿易を主なエンジンとして、複数のエンジンで牽引されたさらに全面的で力強く、ハイレベルの協力に引き上げていくべきだ。互いの発展の道と社会制度を尊重し、改革などに関する話し合いと交流を強化し、相互理解と信頼を増進させ、相互尊重、平等な付き合い、大同を求めて小異を残すという互恵共栄の理念を、中国・EU協力に貫かせていく」と述べた上で、市場の開放を保ち、貿易救済措置を控え、中国との貿易摩擦をコントロールするよう、EU側に期待を寄せました。

　バローゾ委員長は、「EU・中国協力2020戦略計画に基づき、EUと中国の投資協定と自由貿易協定の交渉をきっかけとし、貿易・投資レベルを引き上げると共に、双方の優位性を発揮させ、都市化やイノベーション、人的・文化交流などの分野における協力を拡大し、交渉を通じて、通信設備などをめぐる貿易摩擦を適切に解消したい。また、気候変動及びその他の世界的問題について、中国と意思疎通と協調を保ちたい」との考えを示しました。（ZHL、Kokusei）