中国国防費が4年連続して2桁の伸びを保つことに対し、陳代表は「国防費の増加には2つの原則がある。1つは国防の需要に適応すること。もう1つは国家の経済発展レベルに適応することだ。今、中国の国防費がGDPに占める割合は世界平均よりはるかに低く、適度で合理的なものだ」と強調しました。
さらに、「国際経済学の一般的な観点からみると、軍事費がGDPに占める割合は2%~4%の間にある。これは比較的安全な数字だ。冷戦終結後、1991年から2013年まで、国防費が世界GDPに占める平均割合は2.6%だったのに対し、中国はわずか1.28%だった。2013年、アメリカの国防費は4.4%で、ロシアも4.4%、インドは2.6%だった。その他の主要大国と比べ、中国の国防費は合理的なレベルにある」と述べました。
陳代表はまた、「アメリカの戦略重点が東方に移っており、軍事面の"再バランス" が重要な1つになっている。それは、アジア太平洋地区での軍事配備を拡大することだ。これは中国の周辺に大きな影響を与え、中国が直面する海上の圧力が大きくなっている。しかし長い間、中国軍隊は陸軍が中心なので、海上からの脅威が際立つ時、海軍、空軍の力を強化し、武装構造を見直さなければならない。海軍と空軍の発展には費用投入の拡大が必要で、1日2日と言った短い時間では間に合わない。費用投入の拡大を継続して初めて、安全確保のニーズに適応できる」と語りました。(03/06 Lin、高橋) 暮らし・経済へ
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |