米ホワイトハウスのカーニー報道官は27日、「米国はウクライナ国境付近で行っているロシアの軍事演習に密接に注視している」とし、軍事演習の透明性を保つと共に、挑発的な行動を取らないようロシア側に要請しました。

　カーニー報道官はまた、ウクライナの領土保全と主権を断固として支持する米国の考えを改めて表明しました。

　ロシアのラブロフ外相は27日ウクライナ情勢について、米国のケリー国務長官との電話会談で、ウクライナ関係各方面が21日に調印した危機解決決議の履行を確保することが急務だと強調しました。一方、ケリー国務長官は「いかなる挑発的な行動」を取らないようロシア側に促しました。

　北大西洋条約機構（NATO）のラスムセン事務局長は27日にブリュッセルで開かれたNATO国防相理事会で、ウクライナ情勢をエスカレートさせるいかなる行動を取らないようロシア側に要請しました。（ZHL、Kokusei）国際・交流へ