26日に開かれたNATO・北大西洋条約機構の国防相理事会で、各国の国防相らはNATOの共同防衛能力を強化し、今後の治安課題に対応していくことで意見が一致しました。

　NATOの国防相らは会合で、NATO内部の連携を強め、協力の枠組み内でパートナー国との交流を強めることについて提案を出すと共に、ネットワークセキュリティーと海洋安全などの議題をめぐって討議しました。

　NATOのラスムセン事務総長は「リビアとアフガニスタン各地の軍事行動を通じて、行動能力の不足問題が現れた。ごく少数の国しか強い軍事力を持っていない。リビアでの軍事行動から、精密誘導兵器、情報、監視、捜査の面における不足の問題が露呈した。NATOは今後の諸課題に対応していかねばならない。今年の9月に開かれる予定のウェールズサミットでこれらの問題を詳しく討議する」と語りました。（Yin、kokusei）国際・交流へ