NATO・北大西洋条約機構の軍事委員会会議が、13日から15日までハンガリーの首都・ブダペストで開かれました。会議の期間中、これに参加した加盟各国の参謀総長たちは、シリア問題やアフガニスタン問題について討議を行いました。

　この会議では、シリア情勢についてNATO加盟国がトルコ、それにシリアとの辺境地帯の安全情勢を守り、シリア情勢の成り行きにこれからも注目することを改めて強調しました。

　アフガニスタンにおけるNATOの軍事行動について、NATOのバルテルス軍事委員会議長は、会議後の記者会見で「今、アフガニスタンの治安部隊は、全国範囲で行動を開始し、初めてアフガニスタンの治安問題でNATO駐留軍に代わって主導権を握った。計画によれば、NATOは来年末までにその駐留軍を撤退させ、防衛任務を全てこの国の治安部隊に引き渡すことになる」と述べました。（任春生）　国際・交流へ