中国外務省の華春瑩報道官は26日に北京での定例記者会見で、「日本側は責任ある態度で一日も早く兵器級プルトニウム以外の高濃縮ウランもしくは兵器級ウラン問題について国際社会に説明しなければならない」と述べました。
報道によりますと、日本所有の核原料は331キロの兵器級プルトニウムのほか、大量の高濃縮ウラン、そして兵器級ウランもあるということです。
これについて華春瑩報道官は「プルトニウム、特に兵器級プルトニウムはもちろん、高濃縮ウランも核拡散のリスクをもたらす核原料だ。日本は責任を持って高濃縮ウラン、もしくは兵器級ウランがあるかどうか、あるとすればどれぐらいなのか、国際社会にはっきり説明しなければならない」と述べました。
また、別の報道によりますと、日本政府は冷戦期間中、アメリカなどの国から研究目的として核原料のプルトニウムを受け取りました。これを返還するための準備が、最終段階に入っているということです。これに対し華報道官は「これが事実であれば、日本政府は正しい方向に向かって第一歩を踏み出すことになる。日本が一日も早くこれらの兵器級核原料をアメリカに返すことを望む」と述べました。(02/26 Lin、高橋)
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |