中国の李克強首相は14日、北京の中南海でケリー米国務長官と会談しました。
李首相は席上、「過去一年、中米関係は積極的な進展を収めた。習近平国家主席とオバマ大統領は2回にわたって会談を行い、二国間の貿易総額が5000億ドルを突破した。中米が最大の途上国と最大の先進国として、戦略的交流と協力を保つことは、中米の新型大国関係づくりに役立つだけでなく、域内ひいては世界の平和、発展と繁栄にも役立つ。双方は相互に尊重し、平等に付き合い、互いの核心的利益と重要な関心事を配慮し、より実務的、より開放的な態度で二国関係を発展させ、共通利益とウィンウィンを実現していくべきだ」と話しました。
李首相はまた、中米がエネルギー、環境分野での協力拡大にも期待を寄せました。さらに、「2015年に世界は反ファシズム戦争勝利70周年を迎える。歴史を直視し、歴史を鏡にしてこそ、戦争という悲惨な歴史の再演を初めて防ぐことができる。中国は平和を愛する世界中の人々と共に、アジア太平洋地区及び全世界の平和と安定を守っていきたい」と語りました。
ケリー国務長官は「米中が建設的な対話と協力を推し進めることはたいへん重要である。アメリカは中国と経済貿易などの分野における実務的な協力を拡大し、二国間投資協定協議を推し進め、気候変動など地球規模の問題での交流を強め、米中の新型大国関係を推進して、共に地域の平和と安定を守っていきたい」と話しています。(Yan、Kokusei)
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