中国の李克強首相は14日午後、北京の人民大会堂で、ブルガリアのロセン・プレブネリエフ大統領と会談しました。

　李首相は、「中国とブルガリアが国交を樹立して65年来、両国関係は順調に発展してきた。昨日、習近平国家主席とプレブネリエフ大統領は両国の全面的な友好協力パートナー関係の構築を共に発表した。両国はこれを契機に、実務的な協力を深め、各分野での交流を拡大し、両国関係の更なる発展を推進していく」と述べました。

　李首相はまた、「中国とブルガリアの相互補完性は強く、見通しは明るい。中国は高速鉄道、原子力発電、水力発電などの分野で先進的な技術と豊富な経験を持っており、ブルガリアのインフラ建設に参与したい。中国は中国企業のブルガリアに対する貿易と農業科学研究を奨励し、両国の観光分野での協力を拡大することを支持する。ブルガリアが中国企業の投資のために良好な条件を作り上げ、また中国人観光客のブルガリア観光に便宜を図るよう期待する」と述べました。

　プレブネリエフ大統領は、「ブルガリアは中国と共に、両国の国交樹立65周年を祝うイベントを順調に行いたい。また中国とインフラ施設の建設や農業、教育、科学技術、観光などの分野での協力を拡大したい。中国企業の投資を歓迎し、便利な条件を提供していく。ブルガリアはEUと中国の関係の発展を推進するために建設的な役割を果たしたい」と述べました。（玉華、kokusei）