ホロコースト（ユダヤ人大量虐殺）の犠牲者を追悼する行事が27日、国連本部などで行われました。１９４５年１月２７日に、ポーランドのアウシュビッツ強制収容所が解放されたことから、国際追悼デーとされています。

　アウシュビッツ強制収容所跡では、生存者約100人が世界各地から集まり、黙祷や献花を捧げました。

　ドイツ連邦議会は27日、特別式典を行い、ユダヤ人大量虐殺の犠牲者を追悼しました。ドイツのガウク大統領やメルケル首相ら、多くの政界要人が出席しました。

　国連本部も27日、追悼行事を行いました。潘基文（パン・ギムン）事務総長はテレビ演説の中で、「偏見や過激主義に基づくイデオロギー、民族間の緊張関係、少数派への差別などを終始、警戒しなければならない」と訴えました。（ZHL、山下）国際・交流へ