中国の北京市統計局と国家統計局北京調査総隊が23日合同で発表したデータによりますと、2013年末の北京市常住人口は前年より45万5000人増え、2114万8000人となりましたが、増加率は前年比0.3ポイント下がった2.2%となっています。そのうち北京に住みながら北京の戸籍を持っていない常住外来人口は802万7000人に達しています。
関係者は、「現在の北京の人口はすでに環境が負担できる極限に近く、人口規模の抑制が急務だ。今後は産業移転や厳しい参入規制などを通じて人口を抑制すべきだ」と指摘しています。
GDP伸び率の減速に伴って、2011年から人口の増加速度も緩やかになりましたが、北京市の人口規模は環境が負担できる極限に近づいています。『北京都市計画(2004年~2020年)』によりますと、2020年の北京市にふさわしい人口は1800万人ですが、この数字はとっくに突破してしまいました。人口の急増により、環境汚染や交通渋滞、資源不足などの「都市病」が日増しに深刻化しています。
人口と資源の矛盾を緩和させるため、今年の北京市政府活動報告は明確に、「人口規制に関わる政府投資・公共資源配分のメカニズムを確立し、各区・県の責任を明確にし、常住人口の増加を確実に抑制していく」と打ち出しています。(ZHL、大野)暮らし・経済へ
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