中国の王毅外相は7日、ジブチで記者の質問に答え、「中国はすでに取り組んでいるアフリカの平和と治安事業に引き続き尽力していく」と述べました。

　王毅外相は「中国は国連決議と関連する国際法に基づき、海軍艦隊をアデン湾とソマリア海域に派遣し、護衛任務を実施している。これまで、合わせて16の艦隊を派遣し、船舶5300隻の護衛に協力し、海域の平和を保ち、各国船舶の安全を確保してきた」と話しました。

　また、王毅外相は「中国はアフリカの平和と治安事業に積極的に関与している。護衛とテロの取り締まりのほか、中国側は国連がアフリカにおける15の平和維持活動に参加し、多くの平和維持部隊隊員を派遣している。今も平和維持部隊の隊員1800人がアフリカで任務を果たしている。中国は国連安全保障理事会の常任理事国であり、平和維持部隊の隊員を最も多く派遣している国でもあり、発展途上国で平和維持経費を一番多く払った国だ。今後も、中国は国連のアフリカにおける平和維持活動に、より積極的に参加していく」と意欲を見せました。（Yin、山下）国際・交流へ