中日両国アーティストの共演
中日平和友好条約締結35周年および工学院大学孔子学院創立5周年を記念するため、東京都日中友好協会と工学院大学孔子学院の主催で、中国と日本のアーティストたちによる記念公演が22日に東京で行われました。
東京都日中友好協会副会長、工学院大学孔子学院の西園寺一晃学院長
東京都日中友好協会の副会長でもある工学院大学孔子学院の西園寺一晃学院長は主催代表として開会の挨拶を行い、「グローバル化の中で、どの国も一人で生きて行けない。長い目で見れば日本と中国は互いに必要としている。われわれにとって、何があろうと中国との関係は非常に重要である。日中平和友好条約締結35周年というこの時期に、今回の公演を日中関係の今後の在り方について考える機会にしたい」と述べました。
公演の前半では、琵琶や二胡という中国の伝統楽器を始め、ピアノとギターの演奏者や中国新悦のソプラノ歌手といった面々が登場し、様々なコラボレーションで「世界で一つだけの花」、「賽馬」など中日両国のお馴染みの曲を披露し、会場を大いに盛り上げました。後半では、京劇および四川劇の俳優が登場し、中国伝統文化の魅力をアピールしました。最後は会場にいる全員の大合唱というフィナーレで、見事に幕を閉じました。
また当日の公演には、2011年3月11日に発生した東日本大震災の被災地の方々も特別ゲストとして招待されました。公演を通じて、震災発生時の中国政府や企業、民間人による多大な支援に感謝の意を伝えるとともに、被災地の方々にも中国文化を堪能する楽しい一時を過ごしてもらいました。
孔子学院は、世界で中国語や中国文化を普及することを目的とする教育機関であり、現在116ヵ国で約970ヵ所の学院・学堂が設置されています。工学院大学孔子学院は、日本国内では11番目、工科系大学では初めて2008年に北京航空航天大学と共同で開設されました。同学院は設立以来、「中国まるごと体験」をキャッチフレーズに、中国語や中国文化講座を開講するほか、友好交流イベントも数多く実施してきました。(取材、写真:王洋) 国際・交流へ
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