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 木曽で強制連行中国殉難烈士の慰霊祭、平和を誓う

2013-09-26 15:51:45     cri    

 太平洋戦争末期に中国から木曽谷に強制連行され、過酷な発電所建設工事で亡くなった殉難中国人182人の慰霊祭が9月20日、木曽町三岳の大島橋脇にある「中国人慰霊碑」の前で行われました。

 中国大使館の汪婉参事官(大使夫人)はじめ県地方事務所長、木曽の関係市町村長や木曽町三岳老人クラブの皆さん、県内の日中友好協会会員や勤労動員された旧制中学の関係者など約80人が出席しました。

 慰霊祭は日中平和友好条約35周年と長野県と河北省との友好県省締結30周年も記念して開催されました。主催者を代表して、県日中友好協会の井出正一会長と慰霊碑維持管理委員長の田中勝己木曽町長があいさつし殉難者を追悼し、平和を誓いました。

 井出会長は「日中関係は険悪な状態にあるが、地道に民間交流を進め、友好的な日中の関係を作りたい」とあいさつしました。追悼のあいさつに立った汪参事官は「節目の年に戦争の教訓をくみとり、今の平和を大切にし、友好協力関係を大事にしていきましょう」と述べました。

 続いて木曽仏教会の4名の僧侶の読経のもと慰霊法要が行われ、参列者が一人一人菊の花を祭壇に手向け冥福を祈りました。

 第2部の慰霊斉事は三岳交流促進センターに場所を移して行われました。席上、原山茂夫さんが勤労動員された旧制中学時代の体験や慰霊碑建立の経緯を語り、布施正幸県日中友好協会事務局長が木曽谷中国人俘虜殉難烈士慰霊事業の歴史と慰霊碑建立の経過を報告しました。井出会長から慰霊碑の清掃管理を永年にわたり行い守ってきた三岳の老人クラブに感謝状が贈られました。国際・交流へ

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