ロシアのメドベージェフ首相は22日北京で、新華社通信の公式サイトを通して、中国人ネットユーザーと交流を行いました。

　その際、メドベージェフ首相は、ロシアと中国との関係の発展を「これまでに到達したことのない高さに至っている」と高く評価し、「このレベルは、両国関係の全分野の総合規模にのみならず、当面、両国関係の発展レベルそのものにも表れている」と話しています。

　また、「ロシアと中国は、当面の二国間関係を全面的な戦略提携パートナーシップに位置付けている。二国間の貿易はすでに1000億ドルに達しているが、午前中の李克強首相との会談で、双方はその金額が1500億ドル、2000億ドルあるいはもっと高いものに伸びていくことが可能だと認識しあった」と述べました。

　中国とロシアは、2006年から交互に相手国でテーマを決めた交流活動を行っています。2006年、中国での「ロシア年」イベントに続き、2007年はロシアで「中国年」イベントが行われ、続いて2009年には中国で「ロシア語年」イベントが、そして2010年は、ロシアで「中国語年」イベントが催され、、その後、「観光年」イベントも両国でそれぞれ行われました。また、来年からは「青年交流年」イベントも交互に開かれる予定だということです。

　この一連の動きを受け、メドベージェフ首相は「これだけ高いレベルの交流は、両国関係がかつて体験したことのないもので、これはとても良い出来事だ。何故なら、私たちは隣国だからだ」と話していました。（Yan、Lin）