中国の李克強首相は26日、ロシアのメドベージェフ首相と電話会談しました。

　メドベージェフ首相はロシアが極東地区で行った洪水防止と救済活動の状況を報告しました。メドベージェフ首相は「極めて稀で深刻な災害を前に、中ロ両国は良好な交流と協調を保ち、効果のある協力を行ってきた。ロシアは中国と洪水災害の情報をいち早く交換し、さらに協調と協力を強化して、黒龍江流域の洪水防止と救援活動を共同で行っていきたい」と述べました。

　李首相は「1週間足らずで２回も電話会談をして、黒竜江流域の洪水防止と救済活動の状況をめぐり話し合った。また、両国の主管部門も緊密で有効な協力を展開している。これは中ロ全面的戦略的協力パートナーシップの最もよい現れだ。現在、洪水の状況が変わらず厳しい。中国はロシアが引き続き上流のダムを利用して洪水をせき止めてほしい。中国はロシアにできる限りの支援を提供する。双方の共同努力を通じて、この災害が両国国民にもたらす生命と財産の損失を最低限にすることができると確信している」と話しました。（Katsu、山下）