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 上海自由貿易試験区正式に発足 第一陣に36社進出

2013-09-29 15:22:15     cri    


 中国(上海)自由貿易試験区は29日に除幕式を行い、第一陣として36企業の進出が決まりました(写真は除幕式の模様)。

 中国共産党中央政治局委員でもある韓正上海市書記が除幕式を執り行い、高虎城中国商務相、楊雄上海市長が出席しました。除幕式と同時に、自由貿易試験区の業務ホールも正式に使用が始まりました。

 高虎城商務相は挨拶で、「自由貿易試験区の設置は、中国の改革開放が新たな一歩を踏み出したことを意味する。政府職能の転換、外資管理体制の改革、ネガティブリストによる管理モデルの実施及びサービス業のさらなる開放、新しい管理とサービスの創造、人民元建て資本勘定の自由化、金融市場の金利自由化、クロスボーダー人民元業務の試行などの面で、大きな壁を越えた」と述べています。

 自由貿易試験区進出、第一陣企業36社は、そろって除幕式に出席しました。中でも、交通銀行、浦発銀行など中国系銀行8社が試験区で支店を設置し、交銀リース社も支社を置きました。このほか、外資では米シティバンクとシンガポールのDBS銀行もここに拠点を設置することを決めました。さらに中外合弁、外資独資のサービス企業も正式に発足し、国内の16企業が営業許可証をすでに取得したということです。

 シティバンク関係者はインタビューに対し、「上海自由貿易試験区は外貨の両替、金利改革、貿易融資などにおいて重要な突破口である。シティバンクとしては、グローバルネットワークを生かしながら、上海の自由貿易試験区と世界との結び付きに寄与していきたい」と話しました。

 上海自由貿易試験区は総面積が28.78平方キロメートル。上海市外高橋保税区、外高橋保税物流パーク、洋山保税港区と上海浦東空港総合保税区など4つの税関特別管理エリアが含まれています。

 中国国務院が27日に発表した上海自由貿易試験区マスタープランで、試験区設置の5つの課題として、政府職能の転換の加速、投資分野のさらなる開放、貿易発展方式の転換、金融分野における開放とイノベーションの深化、法的分野での制度保障の完備などを挙げています。(Yan、高橋)

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