中国人民銀行の周小川総裁は16日、中国は金融市場への参入を適度に緩和し、小型の金融機関の発展を支援していくと表明しました。
周総裁は、「民間資本が民営銀行を作ることを支援し、小規模金融機関として市場に位置づけたい。預金保険制度の整備を推進し、小型の金融機関が大型金融機関と公平に競争できる環境を作っていく。小額融資企業、融資性担保企業など融資機能を持つ非金融機関の規範化を促進する」と述べました。
また周総裁は、「次の段階では、人民銀行と金融システムは国際的な経験を手本とし、包容性のある金融(inclusive finance)の発展を推進し、国民生活に関わる金融を優先すると共に、金融革新を奨励し、政策の支援体制の整備を検討していく」と述べました。
包容性のある金融(inclusive finance)とは、2005年に国連が提唱したもので、金融インフラを整備することによって、マイクロ・ファイナンスなどのように、金融サービスを低コストで開発途上地域や低所得者層に拡げるものです。(牟、大野) 暮らし・経済へ
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