中国外務省香港駐在特派員公署の報道官は、16日香港の政治制度の発展問題については、「いかなる外国の政府と高官も指図するべきではなく、無闇にコメントしたり、ひいては干与したりしてはならない」と強調しました。

　イギリスの外交担当閣外相はこのほど、香港の新聞に文章を載せ香港での普通選挙における「いかなる法案も、香港人に真の選択肢を与え、己の未来を真に主導させるものでなければならない。イギリスは、香港に全ての支援をいつでも提供する準備を整えている」と述べました。

　香港駐在特派員公署のホームページは15日、この報道官の談話を載せ、「香港の政治制度の発展は『基本法』と中国全国人民代表大会常務委員会の決定に基づくものであり、外国からのいわゆる支援は必要ない。関連の国が、香港の政治制度の発展に関しては謹んで発言し、香港の繁栄と安定を害するようなことは言わないよう希望する」と表しました。（牟）