キルギスの首都ビシケクで開かれている上海協力機構(SCO)第13回首脳会議で、中国の習近平国家主席は4つの主張を発表しました。
一、 相互信頼、互恵協力、平等、協議、文明の多様性の尊重、共同発展の追及という「上海精神」を発揚する。「長期的善隣友好協力条約実施綱要」を適切に実行する。
二、 地域の安全、安定を共同で維持する。「テロリズム、分裂主義、過激主義の取締りに関する上海公約」及び協力綱要を実行し、法の実行安全協力システムを健全化させ、安全脅威挑戦対応総合センターを設立し、力を合わせて「三つの勢力」を打倒する。
三、 実務協力の発展に力を入れ、シルクロード精神を伝承し発揚する。「国際道路運輸便利化協定」に速やかに調印する。
四、 人文交流と民間往来を強化させ、SCOの発展に民意の基礎と社会の基礎を固める。
習主席は、「中国は各加盟国と共にSCOの安全協力と実務的協力の発展を推進し、SCO地域の安全・安定の維持、各加盟国の共同発展に更なる役割を果たすために努力していきたい」と述べました。
また、シリア問題については、「中国はシリア情勢に高度に注目し、国際社会による停戦や協商の促進を支持している。シリア問題は政治的に解決してほしい」としました。
会議には習主席の他に、カザフスタンのナザルバエフ大統領、キルギスのアタンバエフ大統領、ロシアのプーチン大統領、タジキスタンのラフモン大統領、ウズベキスタンのカリモフ大統領が出席し、「ビシケク宣言」への調印と『上海協力機構加盟国首脳理事会会議コミュニケ』の発表が行われました。(白昊、丹羽)
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