中国の劉結一国連大使は29日、「話し合いと交渉を通じて、当事者側がいずれも受け入れられる方案を模索することがコソボ問題を解決する最善のやり方だ」と述べました。

　国連安保理では29日、コソボ問題をめぐる一般討論演説が行われました。劉結一大使は席上発言し、「安保理の第1244号決議がコソボ問題を解決する重要な法律的基盤である。コソボ問題を解決する最善のやり方は、『国連憲章』の趣旨と原則、及び安保理の関連決議に則って、国際法の枠組み内で、話し合いと交渉を通じて、当事者側がいずれも受け入れられる方案を模索すべきだ」と述べました。

　劉結一大使はさらに「現在、コソボの安全情勢は全体的に好転しているが、北部の情勢は依然として厳しい。関係各方面がコソボの各民族の合法的権利を確実に守り、民族和解を積極的に促すと共に、慎重な姿勢をとり、話し合いを通じて食い違いをなくし、情勢のエスカレートを招きかねない行動を避けるべきだ」と強調しました。（ZHL、吉野）国際・交流へ