中国とASEANとの戦略的パートナーシップ樹立10周年を祝うため、中国―ASEAN特別外相会議が29日北京で開かれました。
中国とASEAN加盟10カ国の外相は、中国とASEANとの関係発展や、ビジョンの設計などについて踏み込んだ意見交換を行いました。
また、南海問題については食い違いをコントロールし、協力を強化することで合意しています。
双方は「中国とASEANは相互信頼を増進させ、交流と協力を強め、共にチャレンジに対応し、戦略的パートナーシップの内容を絶えず充実させていく」としています。
会議に出席した中国の王毅外相は「地域経済の一体化を引き続き推進し、相互の市場の開放度を拡大し、貿易と投資の自由化・利便化レベルを引き上げ、中国・ASEAN自由貿易エリア"バージョンアップ"を図ると共に、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)交渉を共に推進していくことで合意した」と述べました。
地域経済の一体化について、王毅外相は更に、すでに確立された中国・ASEAN自由貿易エリアをベースに、地域的自由貿易システムやアジア通貨安定システム、アジア投融資協力システムとアジア信用システムを構築することを提案しました。
会議はまた、9月の14日と15日に蘇州で、「南海各方面行為宣言」の実施に関する第6回閣僚級会議や第9回共同作業部会を開催し、海上防衛や『宣言』の枠組み下にある「南海行動準則」についても協議すると発表しました。(ZHL) 暮らし・経済へ
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