中国外務省の華春瑩報道官は26日、「ロシアとインドの関係の発展がアジアと世界の平和と安定にプラスになるよう中国は希望する」と述べました。

　この日の定例記者会見で、記者の「『ロシアとインドは巨額の武器販売契約を結んだが、ロシアとインドの協力の目的は中国の台頭をけん制することにある』という報道について、中国はどう論評するか」という質問がありました。華春瑩報道官は、「ロシアとインドはいずれも中国の友好隣国だ。近年、中国とロシアとの全面的な戦略的協力パートナー関係も、中国とインドの平和と繁栄に向けた戦略的協力パートナー関係もいずれも安定した発展の勢いを保っている。また中国、ロシア、インドは新興大国として、BRICSや中ロ印外相会合などで、良好な意思疎通と協調を保ってきた」と述べました。

　また、華報道官は、「中国は、ロシアとインドが友好関係を発展させることを歓迎する。双方の関係の発展がアジアと世界の平和と安定にプラスになるよう希望しているし、そうなると信じている」と述べました。（玉華、大野）