イラク中部と北部の町で12日にテロと思われる爆発が相次ぎ、少なくとも30人が死亡し104人が負傷しました。

　イクラ警察当局によりますと、バクダッドの北80キロのシーア派の町・バラドの喫茶店で自爆テロが起き、少なくとも23人が死亡し66人が負傷しました。

　また、バクダッドの北東65キロのディヤラ州の州都・バクバでは市場の近くで爆発が起き4人が死亡、25人が負傷しました。バクダッドの北400キロのモスルでは軍用車が武装勢力の攻撃を受け、兵士3人が死亡、2人が負傷しました。

　このほかディヤラ州やニネベ州では当日、多くの場所で爆発が起き、11人が負傷しました。

　今年に入って以来、イラクではテロと思われる襲撃事件が頻発し、治安は深刻な状況となっています。（HJ、吉野）国際・交流へ