パン事務総長は声明で、現在の悪化するイラクの治安情勢に不安を示し、イラク社会の分裂を狙ったテロリストの行為と派閥間の衝突に対して、これまでで最も強い表現を使って非難すると同時に、被害者の家族やイラク政府に見舞いの意を表し、負傷者の一日も早い回復を祈りました。
声明はさらに、「イラクはまた一つの岐路に差し掛かっており、イラクの指導者は責任を持って国を危機の周縁から救い出し、いかなる暴力とテロ活動にも現在の政治的な行き詰まりに乗じさせるチャンスを与えてはならない」と指摘しました。パン事務総長はさらに、イラクの指導者が和解の精神をもって対話に参加し、国民からの合理的な訴えに対処していくよう要請すると同時に、「国連はイラク政府と国民が危機を乗り越えるための協力をいつでも提供する用意がある」と表明しました。
イラク政府関係者が29日明らかにしたところによりますと、同日午前、首都バグダッドと東部のアルクートで複数の爆破テロ事件が起き、少なくとも23人が死亡、142人が負傷したということです。(Yan、大野)国際・交流へ
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