韓国と朝鮮のケソン工業団地正常化に向けての第6回実務会談が25日の夜に終了しました。韓国メディアは、6回目の会談は終わったものの、双方の交渉は事実上、破たん寸前まで来ていると伝えています。
韓国聯合通信によりますと、第6回実務会談は現地時間午後5時20分に終わりましたが、双方はケソン工業団地の正常化に合意できなかったばかりか、次回の会談の時間さえ決めませんでした。
韓国政府は当日の会議で、「ケソン工業団地の運営中断に対し、朝鮮側には逃れることのできない責任があり、朝鮮は類似事件が再発しないよう保証しなければならない」と主張していますが、朝鮮側はこれについて譲歩する考えはありません。
朝鮮の朴哲洙(パク・チョルス)代表は会談終了後、韓国のメディアに対し「ケソン工業団地の正常化に向かって、双方は6回の会談を行ったが合意には至らず、交渉は破たん寸前だ」と話しました。また「朝鮮はケソン問題で、韓国側の意見を十分に考慮し、双方の共通認識を見つけ出すよう努力してきたが、韓国側が譲歩せずに、人為的な困難を作った。朝鮮は韓国の参加がなくても、独自でケソン工業団地を引き続き運営していく。韓国とケソン工業団地で亀裂が生じた場合、朝鮮は工業団地の軍事境界線に再び軍隊を駐屯させる。また西部沿岸の問題も永遠に解決のめどが立たないだろう」と話しました。
朝鮮の『中央日報』によりますと、パク代表は韓国とは事前約定がなく打ち合わせも行わない中、朝鮮代表団と韓国側のインタビューゾーンに入り、以上の意思表明を行ったものです。
また韓国聯合通信の報道によりますと、韓国政府は朝鮮の「ケソン会談の破たん」に関する発言に対して遺憾の意を表しました。
なおこれまでのところ、朝鮮の公式メディアはこの件に対してまだ反応を示していないということです。(Yan、吉野) 国際・交流へ
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