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フィリピン外務省のヘルナンデス報道官は15日、「フィリピンは数回にわたって南海領土争議問題で中国との協議を試みたが、中国が示したシグナルは『交渉したければ、南海は中国の領土だということをまず認めなければならない』だった」と述べ今後、中国と二国間協議を行う可能性を否定しました。
これに先立ち、フィリピンのデルロサリオ外相はヨーロッパで、南海問題について中国を非難し、「フィリピンはすでに争議の平和的解決のためにあらゆる政治的手段と外交手段を尽くした。国際仲裁の法的手段に解決を求めるしかない」と述べました。
これに対して、中国外務省の華春瑩報道官は「フィリピン側のいわゆる『争議の平和的解決のためにあらゆる政治的手段と外交手段を尽くした』というのは全く事実ではない。また国際仲裁について、中国側はすでに数回も立場を表明した。中国が仲裁を受けないのは十分な国際法による根拠がある。中国は数回もフィリピンに既存の協議体制を再開するか新たな協議体制を構築するかを提案したが、現在もフィリピン側からの回答はない」と強調しました。(玉華、吉野)国際・交流へ
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