日本の2013年版防衛白書が中国の国防政策と軍事力の発展を非難したことを受け、中国外務省の華春瑩報道官は10日、北京で、「日本の防衛白書は悪意を持って「中国脅威」を煽っている」として、中国側が強い不満を抱いていることを示しました。
また、華報道官は日本の防衛白書による悪意を持った「中国脅威」とする煽りに対し、4つの点を強調しました。第1は、中国は平和発展の道を歩み続け、防御的国防政策を講じており、その戦略的意図は透明である。中国が正常で正当な国防能力を発展させることは、いかなる国にとっても脅威とはならない。また、日本は中国国内の事情に口を出す権利は持っていない。第2は、中国は国際法と国内法に基づいて正常な海洋活動を実施しており、非難される余地はどこにもない。中国は対話と交渉による領土問題の解決を貫くと同時に、いかなる国であっても中国の領土主権を侵犯することは許さない。第3は、平和と発展は今の世界の潮流であり、日本はこの流れに反して行動し、人為的に緊迫情勢をつくり出し、矛盾と対立を引き起こした。その目的は外部の脅威論を借り、自らの軍事力発展と戦後の国際秩序を壊す口実をつくることにある。第4は、中国は日本との関係を非常に重視しており、4つの政治文書に基づき、歴史を鏡にする精神で中日関係を発展させていく。(Katsu、山下)
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