中国外務省の華春莹報道官は9日、北京で開かれた記者会見で、「中国は国際法と関連の国内法に基づいた正常な海洋活動を展開しており、これは非難されるものではない」と表明しました。
伝えられたところによりますと、日本は9日に発表した2013年版防衛白書で、「中国独自の主張に基づき、力による現状変更の試みを含む高圧的ともとれる対応をしている。軍事力の急速な近代化などの動向は、日本を含む地域・国際社会にとっての懸念事項(中略)国際的な規範の順守が求められる」としています。
これを受け、華春莹報道官は「中国は国際法と関連する国内法に基づき正常な海洋活動を展開しており、これは非難されるものではない。中国は平和発展の道を歩むことに徹しており、防御的な国防政策を実行している。中国は一貫して対話と協議による領土や海洋の紛争解決を主張し、これに尽力している。同時に、いかなる国も中国の領土と主権を侵犯することを断じて許さない」と話しています。
華報道官はまた、近頃、日本は絶えず「中国脅威論」を口にし、人為的に緊張と対立を作りだそうとしている。日本の一部の政治勢力と政客が、これを口実に軍備強化や、軍事演習を頻繁に行うことを考えると、国際社会は日本の歩みに懸念せざるをえない」と指摘しました。
華報道官はさらに「中国は日本に姿勢を正し、国同士の政治上、安全保障上の相互信頼と地域の安定にプラスになることを多くするよう期待している」と話しました。(Yan)
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