習主席は「両国は国交樹立40年来、平等に支持し合うという原則に基づいて関係を推進し、互恵共栄・創造開拓の精神で協力を進め、密接な交流で理解を増進させ民間友好を拡大し、各分野で豊かな実りある成果を収めた。2005年に全面的な戦略パートナーシップを樹立してから、両国関係は穏健に進み、成熟しつつある。中国はスペインとともに政治、経済、人文などの分野の友好関係を深め、国連改革、温暖化対策、持続可能な開発、文明間対話など大きな国際問題で話し合いと協力を密接にし、世界の平和を守り、共同発展を促進していく」との考えを示しました。

　中国とEU・欧州連合の関係について、習主席は「中国とEUの経済は相互補完性と内需の成長牽引力が強く、協力に大きな潜在力がある」と述べました。

　ポサダ議長は「スペイン政府、議会、政党、国民は中国との関係推進・協力拡大に期待を寄せている。また、EU加盟国としてスペインはEUと中国の協力が戦略的なものであると見ており、この協力を支援し、EUと中国の関係拡大を促進していく」との立場を表しました。（ジョウ、丹羽）