中国の習近平国家主席は2日北京で、中国・中東欧州国家地方指導者会議に出席するために訪中しているルーマニアのポンタ首相と会談しました。

　会談の冒頭で、習主席は「中国は東中欧16カ国と共に、絶え間なく協力の方式を模索し、その内容を充実化すると共に、双方の関係発展が大きな成果を成し遂げるよう努める考えだ」と表明した上で、「中国・中東欧州国家の協力枠組みを、ルーマニアなどの東中欧諸国と中国との各分野における協力の新しい場として構築していきたい」と述べました。

　ルーマニアとの関係について、習主席は「国家の発展を実現し、国民生活を改善するという目標で両国は一致している。中国はルーマニアと共に、各分野における交流と協力を拡大し、両国関係をより高いレベルに引き上げていきたい」と表明しました。

　ポンタ首相は、「ルーマニアはヨーロッパにおいて中国の最もよき協力パートナーであり、来年の両国国交樹立65周年を契機として、両国関係をより高いレベルに引き上げていきたい」と表明しました。（万、NM）