ロシアの通信社リアノーボスチの報道によりますと、ロシア海軍は艦艇20隻を派遣し、今月上旬にピョートル大帝湾で行われる中国・ロシア海上合同軍事演習に参加します。

　ロシア海軍太平洋艦隊のマルトフ報道官の話によりますと今回の演習には両国の海軍が艦艇20隻、航空機とヘリコプター合わせて10機ほどが派遣されます。両国の海軍はハイジャックされた船舶の救出や、故障船の救援、船舶の護衛と海上補給などの演習を行うほか、対潜水艦、防空、対艦防御演習も行うということです。

　演習に参加する中国海軍の艦艇7艘は5日、ウラジオストクに到着する予定です。

　また中ロ両国軍は1日に、両国が5日から12日にかけてピョートル大帝湾で海上合同軍事演習を行うほか、27日から翌月の15日にかけてチェリャビンスクで合同反テロ演習を行うことを発表しました。双方は、合同軍事演習の目的は軍事訓練分野での協力を強化し、行動協調能力を向上させ、地域の安全と安定の維持で積極的な役割を果たすことであり、第三者に対するものではないと強調しました。（白昊、吉野）国際・交流へ