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 中ロ米共同の信用格付けグループ、香港で発足

2013-06-25 21:29:58     cri    

 中国、ロシア、アメリカの独立系信用格付け会社3社が共同で設立した「ユニバーサル・クレジット・レーティング・グループ」(ユニバーサル・レーティング)が25日、香港で正式に発足しました。複数国の背景を持つこの新しい格付け機関の設立は、世界の格付けシステムの改革を推進する上で、重要な成果と見なされています。

 現在の世界的信用格付け機関大手のS&P、ムーディーズ、フィッチとは異なり、ユニバーサル・レーティングは中国、ロシア、アメリカの独立系格付け会社3社からなっています。同グループは主権国家の背景がない上、いかなる機関からの株投資も決議権によるコントロールも受けておらず、いかなる国や政治・経済団体の利益も代表していません。対して、S&P、ムーディーズ、フィッチの3社は国、銀行、証券会社、ファンド、債券および上場会社に対して信用格付けを行うことにより、投資者の判断に影響を与えていますが、いずれもアメリカの会社であり、主権国家の背景を持っています。

 関係者によりますと、ユニバーサル・レーティングは二重評価システムの導入で新しい格付けモデルの確立を目指しています。つまり、既存の主権信用格付けシステムに非主権信用格付けシステムを新規に付け加えることで、主権と非主権が併存する二重評価を形成し、相互にけん制しあう新システムの整備を目指すということです。

 今後の計画は、グローバルの信用格付けサービスシステムの構築、新しい信用格付けの考えや理論、メソッドおよび格付け能力の形成を2020年までに完成し、さらに5年後の2025年までに世界各国の主権信用格付けに参加する能力を備えるとなっています。(Yan、大野)国際・交流へ

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