シリア政府軍は10日、同国北部アレッポの反体制派を壊滅させるため、「ノース･ストーム」と名づけられた軍事行動を始めたことを明らかにしました。

　シリアのメディアが10日報道したところによりますと、政府軍がこの日アレッポなどの都市で反体制派武装勢力に対し大規模な軍事行動を行いました。一方、反体制派武装勢力の「自由シリア軍」は外部に繋がる物資輸送ルートを奪還するために、アレッポの軍用空港に攻撃を集中させました。

　また、本部をアラブ首長国連邦・ドバイに置くテレビ局のアル･アラビーヤは「自由シリア軍」の武装勢力がアレッポに進攻する映像を流したほか、政府軍はダマスカスの郊外などの戦闘でサリンガスを使ったと報道しました。（Katsu、NM）国際・交流へ